季語講座(5)

季語と季感の違い 極論的な定義になりますが、季語というのは単なる単語、熟語に過ぎず、季感というのは、一句を鑑賞したときに醸し出される季節感をいいます。 "俳句は季語の有無ではなく季感の有無" という真理はそこにあるわけです。 具体的な説明を進め…

季語講座(4)

感覚的な季語は五感で使える 今回は、簡単に季語のバリエーションを増やせるヒントを書きます。 涼し、温かし、春(秋)惜しむ 爽やか、麗らか 等々、感覚的な季語は沢山ありますね。 これらの季語は基本的に取り合わせで使いますが、季語そのものに具象性が…

季語講座(3)

草花や食材は旬を詠む ハウス栽培や養殖技術の進歩によって花や食材の季節感が曖昧になりつつあるけれども、俳句で育まれたそれらは自然な地球環境で最も美しく、且つ美味である「旬」を季感として詠まれてきました。従ってその季語を取り合わせるだけで、補…

季語講座(2)

独りよがりな季語で詠まない ごくまれにですが、 夏惜しむ というような用法の作品が出現します。 春惜しむ、秋惜しむ があるのだから、 夏惜しむ、冬惜しむ もありだと考えての用法だと思いますが、季語の本質を考えたときには普通の感覚では教会を得られに…

季語講座(1)

季語は伝統俳句の生命と言われます。つまり正しい季語の知識を学ぶことが上達への近道であるとも言えます。 この講座は、俳句入門者を対象に書いていこうと思いますが、ベテランの方ももう一度初心に帰ってお読みいただけると嬉しいです。 歳時記はルールブ…

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